ぬるる、ねっとり、、、時々痛い、、、。
足裏を、代掻きでよく練られた泥がくすぐる。時々痛いのは小石だったり、潜んでいた篠竹のねっこだったり。長靴だとはまって抜けなくなることもある田んぼを歩くのは、はだしが一番。田植え(今年はすべて手植え!)も何とか終わり、次は初期除草の段階に入りました。研究によると、田植え40日後における雑草の乾燥重量1㎏ごとに650g、コメの収量が落ちていくということなので、今月中は草の姿が見えなくても除草活動をします。今年新たに作成したチェーン除草機で田んぼの底面を撫でていき、生えかけている雑草を引っかけて水に浮かすという作戦だったのですが、ある田んぼでは除草に踏み出すのが遅かったのか、ホタルイかコナギの芽が出てきていた。そこで次なるアイテム=田車で応戦(写真)。これは車輪上の葉がよりダイナミックに他の底面の泥をかき混ぜ、雑草の根を浮かす。ネックは苗のラインの間は除草できるけど、株間や苗の根本はできないということ。この辺りは手でやるか、竹ぼうきを使うかというところで思案中。
ちなみにチェーン除草機というのはこんな感じのもの。棒にチェーンを何本もぶら下げ、これを引っ張るだけで雑草を防除することができる。先行研究でチェーンの輪の大きさや、長さに関しての除草効率の比較実験がなされているのを参考に作りました。
もう一つの戦法は、こんな助っ人(左の写真)を導入。合鴨やコイを導入するのが有名ですが、結構世話をするのが大変なので、どじょう君に頑張ってもらうことにしました。草を食べるわけではないのだけど、活発に泥をかき混ぜてくれるので水が濁って雑草の生育を阻害してくれるというアイデア。今年は導入したてなので、要員不足だけれども、このまま田んぼに住み着いて、来年には活躍してくれることを期待して放流しました。もちろん、我が家の味覚としても期待しています。うちのゴボウと卵であえて、柳川鍋にするのがいいなぁ、、、。